『わたしは、ダニエル・ブレイク/I, Daniel Blake』(2016)
監督:ケン・ローチ/Ken Loach
出典:Wild Bunch
イギリスの巨匠ケン・ローチの作品から。80歳を超えた現在も、移民や貧困などの社会問題を扱った作品で、力強いメッセージを発信し続けるケン・ローチ。イギリス、ニューキャッスルに暮らす貧困層の実情を描いた本作品で、二度目のパルムドール受賞を果たしました。いったい誰の為の社会保障制度なのか。引退宣言を撤回してでも伝えたかった、彼の静かな怒りが見る者の胸に深く突き刺さります。
台詞は、正当な手当てを受ける為、複雑な手続きに翻弄されてきた主人公が、ついにそのバカげたシステムに痺れを切らし、役所の職員に放った一言。
When you lose your self-respect, you are done for.
(尊厳を失ったら、人間おしまいだ)
(尊厳を失ったら、人間おしまいだ)
Be done for
もうダメだ
forのあとに何もつけないと、危機的状況などに陥って、希望がなく、もうダメだという表現です。
例:I’m done for.
(もうダメだ)
同じくdoneを使って、色々と表現できます。使い方次第でニュアンスが微妙に違うので気を付けてください。
例:I’m done for the day.
(今日はこの辺にします)
例:I’m done.
(終わったよ)
例:I’m done with her.
(彼女とはもう終わってる)
いかがでしたか?こんな感じで、毎週1本の映画から台詞を1つご紹介していきます!次週もお楽しみに!
Ayami
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