今日は「耐える/我慢する」言い方の違いについて書いていきます!
大きな意味の違いはありませんが、ニュアンスの違いがあります。みなさんは、この違い知っていますか?

カジュアルな会話
”Stand

一番一般的でよく使われます。あるもの、人、状況に対して文句を言わずに我慢する。Can’t stand やCouldn’t standのように否定文、または疑問文で使われます。

例:I can’t stand it when people talk on the phone on the train.
(電車の中で電話している人が耐えられない)
例:I couldn’t stand my noisy neighbor, so I decided to move to a new apartment.
(近隣の騒音に耐えられないから、新しいアパートに引っ越すことにした)

カジュアルな会話かビジネスの会話
”Be patient”

たいてい命令や指示など。冷静に辛抱強く我慢する。~need(s) to be patient, please be patientの形で使われる。

例:I know you’re hungry, but dinner isn’t ready. Just be patient.
(お腹すいているのは分かるけど、ディナーはまだ準備できてないから、我慢して)
例:[Train announcement] The train will begin moving again soon, thank you for being patient.
【電車のアナウンス】この電車はまもなく運転再開いたしますので、もうしばらくお待ちください。(我慢してくれてありがとうございます)
ちなみにこんな表現もあります。→→ Lose patience with~/run out of patience
話者はたいていイライラしている/怒っている。
例:[Teacher to student] I have run out of patience with you. Go to the principal’s office.
【先生が生徒に対して】もうあなたには耐えられない。校長室に行きなさい。
例:I lost patience with the game I was playing, and just gave up. It’s too hard.
(このゲームにはもう耐えられない。諦める。難しすぎる)

”Put up with”

よく使われる。”bear”, “endure”, and “tolerate”の代わりにカジュアルな会話で。ポジティブな意味にもネガティブな意味にもなる。好ましくない事態や行動を不満を言わずに我慢して受け入れる。

例:I have to put up with allergies every spring and autumn.
(春と秋にアレルギーに耐えなければならない)
例:I have three days off next week, so I can put up with working late tonight.
(3連休があるから、今夜は夜遅くまで働くことに耐えられる)

メディア、文学、産業
”Tolerate, bear, endure”

ほとんどの場合、同じ意味だが、古いので会話ではあまり使われない。ただ、本やTV、学術雑誌、ビジネスのレポートなどでは使われる。どちらかと言えば、書き言葉。endureは長い時間耐えるニュアンス。

例:[advertisement] Can’t endure the summer heat? Come to Water World Park!
【広告】 夏の暑さに耐えられない?Water World Parkにおいで!

シチュエーションに合わせて、ぜひ使い分けてくださいね!
Hitomi

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