『フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法/The Florida Project』(2017)
監督:ショーン・ベイカー/Sean Baker


出典:A24

本日ご紹介するのは、社会構造の歪みを鮮やかなタッチで描いた傑作、『フロリダ・プロジェクト』。監督のショーン・ベイカーの名前はこれまで知らなかったのですが、この作品があまりにも素晴らしかったので、今後、過去作品や新作もチェックしていきたいと思っています!タイトルの「フロリダ・プロジェクト」は、フロリダのディズニーリゾート建設のプロジェクト名であり、また英語の「プロジェクト」は低所得者層のための公営住宅も意味します。“魔法の国”のすぐそばで、貧しい生活を強いられている人々と、そんな環境の中でも圧倒的な輝きを放つ子供たちの、ひと夏の物語です。
台詞は、安いモーテルに泊まる羽目になってしまった観光客のカップルが、モーテルのロビーで言い争っている様子を眺め、主人公のムーニーが友達に放った一言。

I can always tell when adults are about to cry.

(大人が泣きそうな時っていっつもわかる)

tell
見分ける

tellは「伝える」という意味でみなさんご存じの単語かと思いますが、「見分ける(聞き分ける)」「わかる」という
意味でも非常によく使います。

例:I can’t tell the difference between an American accent and British accent.
(アメリカ訛りとイギリス訛りの違いがわからない)

例:How can you tell if diamonds are real?
(ダイアモンドが本物かどうかってどうやってわかるの?)

be about to+動詞の原形
~するところ

これから何かしようとしている時に使える表現で、“今まさに”というニュアンスが出ます。

例:I’m about to sleep.
(今から寝るとこ)

例:I was about to call you.
(ちょうど君に電話しようと思ってたとこなんだ)

いかがでしたか?こんな感じで、毎週1本の映画から台詞を1つご紹介していきます!次週もお楽しみに!

Ayami

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