『ボーダーライン/Sicario』(2015)
監督:ドゥニ・ヴィルヌーブ /Denis Villeneuve


出典:Black Label Media

本日ご紹介するのは、カナダ人監督ドゥニ・ヴィルヌーブの傑作サスペンスアクション『ボーダーライン』です。アメリカとメキシコの国境で起こる麻薬戦争を描いた本作は、数々の賞にノミネートされ、非常に高い評価を得ました。圧倒的なリアリティと緊迫感で、その重苦しい現実と負の連鎖が描かれます。撮影は私の大好きなロジャー・ディーキンス、素晴らしい音楽を作ったのはヨハン・ヨハンソン(2018年に急逝されました。非常に残念です)。脚本のテイラー・シェンダリンは、監督としても『ウインド・リバー』というこれまた素晴らしい作品を作っています。そして監督のドゥニ・ヴィルヌーブはその後も『メッセージ』『ブレードランナー2049』などの良作を輩出し続け、ハリウッドでその名を確固たるものにしています。現在公開中の『デューン 砂の惑星』も私はまだ未鑑賞ですが、楽しみです!

セリフは、なんの説明もないまま麻薬カルテル殲滅作戦に加わる事になったFBI捜査官ケイトに、作戦を率いる謎のコロンビア人アレハンドロが放ったひと言。

 

Nothing will make sense to your American ears.
(アメリカ人には全てが理解不能だろう。)

 

make sense (to~)
(~には)理解できる、理にかなっている、筋が通っている

例:That makes sense.
(なるほど)

例:What you just said doesn’t make sense to me.
(あなたが今言ったことは、私には理解できない)

例:You are not making any sense.
(君の言ってることはわけがわからない)

いかがでしたか?こんな感じで、毎週1本の映画から台詞を1つご紹介していきます!次週もお楽しみに!

Ayami
新宿校

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